商品について
ライブの雰囲気
自然で聴き疲れせずリラックスして音楽を楽しむオーディオ機器として
音楽ファンの皆様にご納得いただけるリアルサウンドを目指したアンプ(プリ・EQアンプ含)
■音質
このシリーズとしては、初めて電源部に評判の高いコンデンサ「響一」(ヒビキイチ)を搭載。その他のコンデンサとのコンビネーションにより、美しい余韻と力強いエネルギー感のあるサウンドを実現しました。
■こだわりの筐体を踏襲
スプルース(オーストリア産の積層ソリッドパネル)と、インシュレーター部にいまや貴重となった北海道産イタヤカエデ採用、楽器のような自然な響きを再生する為に最適な構造を施し、最適な振動特性を確保し、滑らかな振動吸収性を実現しています。
■PWM方式Dクラスアナログアンプ
アンプのパワー段には、スペックの得意とするドライブ能力の高いPWM(パルス幅変調)スイッチ ング方式の採用により、3極管真空管アンプの中高域の繊細さに半導体のウーファーを制御する駆動力 の高さを兼ね備えた動特性を実現しています。
■ノイズ対策
シャーシの内側には上級機RSA-F11と同様にEMCコーティングを塗布し内部、外部からの電磁波を 吸収することにより中高域の透明度の高い音楽再生を可能としました。
■ピュア・ダイレクトシステム
従来のプリメインアンプは、ソースからの信号をプリ部で音量調節しパワーアンプ部に送り込んで いました。 パワーアンプは高いゲインのままでしたので、ソースの信号を小さく絞る必要がありました。しかし、これでは微小な信号が失われてしまう可能性が高くなります。 これに対しスペックのアンプは、パワー段の直前にアナログ電子アッテネーターを埋め込むことでソース機器からの信号を減少する事なく、パワー段にて音量調整しています。このピュア・ダイレクトシステムは、伝送レベルは大きい方が微小信号の欠落が少ないという 考えに基づいています。作曲者、演奏者の意図する細やかな楽音を最大限に表現します。
■デザイン
RSA-M88は従来のセレクターSWから大型の改良セレクターSWを採用、音量ボリュームと同型 としシンメトリーな落ち着いた印象を持たせ、より高級感を漂わせるデザインとしました。また、セレクター、音量ボリュームには高品位を醸し出す昼光色による表示といたしました。
実に音楽性の高い音を奏でるプリメインアンプだ。このRSAM88は音楽的な音、明瞭さにて、音源が持つ感情の表現がたいへん巧みと、聴いた。そこで、昨年の8月にビックロセミナーで紹介したのである。
スペックが他のメーカーと違うのは、技術的な差別化より、音楽表現力の差別化で鮮烈なメッセージを発していることだ。しゃれだが、スペックはSPEC(物理特性)より音楽性---なのである。
スペックのモットーは「音楽は心のタイムマシーンである」だ。もちろん技術的にはPWM方式+アナログ電源、上級機のF11で採用されたコンデンサー「響一(ヒビキイチ)」を電源部に搭載……など話題は多いが、刮目は音の表現力だ。
弾力的で上質な低域、厚みと密度感を持つ中域、そしてクリヤーで同時に繊細な高域がウエルバランスで奏でられる。音調はふくよかで、同時にヴィヴット。音の表情が軽やかで、細やかだ。粒子のサイズが細かく、音場内部で高密度で、濃密に絡み合う。空間にて、音が自発的に浮かび上がり、立体的に重なりあう様が臨場感を持って再現される。まさに「音楽する心」が感じられる音だ。