商品について
大型のコンポーネントシステムに勝るとも劣らないほどの音響パフォーマンスで
吹き抜けのリビングのような広い空間でも余裕を持って音楽を楽しむことができます。
大型のコンポーネントシステムに勝るとも劣らないほどの音響パフォーマンスで、吹き抜けのリビングのような広い空間でも余裕を持って音楽を楽しむことができます。
Bluetooth搭載、Bluetooth搭載機器の音声再生にワイヤレスで対応
家庭内のホームWi-Fiネットワークを通じて、iTunesなどPCに収められた音楽を、ワイヤレス再生することができます。
お気に入りの曲をワンタッチで呼び出せる6つの専用プリセットボタンがついています。このボタンにお気に入りのインターネットラジオ局やPCなどに収められた音楽を登録すれば、ワンタッチで直接呼び出すことができます。
楽曲の選択や、本体プリセットボタン登録などの管理は専用アプリ“SoundTouch app”(Android、iOS、Mac OS、Windowsに対応)を使って行います。シンプルな操作性で、iTunesなどに保存したお気に入りの曲も、インターネットラジオ局も、ソースの場所を意識することなくすべてアプリを通じて管理することができます。
第3世代に発展した最新のSound Touch wireless music system3機種のうち、本機は重低音再生専用のウーファーを内蔵し、ウェーブガイドテクノロジーと組み合わせて重低音再生を重視した最上位機種だ。ネオジウムマグネット磁気回路の中高域ドライバーユニットを正面に2基装備する。本体サイズは435W×246H×181Dmm、質量は8.4kgと結構な重量級だ。
なお、シリーズ初代機は、PCやスマートフォン、NAS内の音楽ライブラリをネットワーク経由でワイヤレス再生するWi-Fi専用機として登場した。MP3/AAC/WMA/ALACに対応、ALAC(アップルロスレス)の場合は96kHz/24bitのハイレゾ音源も再生可能だ。AirPlay、インターネットラジオの聴取もアプリから行える。
今回第3世代に発展しての最大の変更点は、Bluetoothに対応したことだ。第2世代まではネットワーク(Wi-Fi/AirPlay)専用機だった。AC電源で駆動するインドア前提のSoundTouchだが、家に遊びにきたゲストのスマホから即座に再生したり、リビングを出てWi-Fi環境のない場所で使用するシーンも増えている。こういった状況にしっかり対応したというわけだ。
注目の音質は、ボーズの名に恥じず、逞しく力強い。これはWi-Fi再生/Bluetooth再生に共通の特徴だ。そして特筆すべきは、音場の水平方向への豊かな広がりだ。
このジャンルの他の製品、ことに日本製に比べた場合、SoundTouchの音圧はケタ違いなので、背後のエアボリュームを豊かに取り、やや高めにセットして鳴らすと、遥かに大きなシステムで聴いている錯覚にとらわれる。
音楽配信時代に、広々したリビングでも音楽再生の主役を任せられる一体型ミュージックシステム。それがSoundTouchのコンセプトと筆者は理解しているが、このSoundTouch 30 IIIは、Wi-Fiだけではなく圧縮率の高いBluetooth再生でも、堂々とした音楽を聴かせてくれる。家庭用のワンピースオーディオシステムとして、SoundTouch 30 wireless music systemは機能/音質両面とも、第3世代になって魅力を高めたといって良いだろう。
文:大橋伸太郎
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。